β版 / v0.1.1

参考の動きを、線だけにして
前後まとめて見る。

動画から線画を抽出し、前後のフレームを重ねて表示する Windows アプリ。 コマ送りでは記憶に頼るしかなかった間隔と軌道が、画面の上に直接現れます。

歩行の映像に前後のフレームが等間隔のゴーストとして重なり、スペーシングチャートのように見えている画面
ダウンロード(v0.1.1 β) Windows 10 / 11 x64 ・ インストール不要のポータブル版 ・ リリースノート
オニオンスキンの全機能・シェーダ抽出・静止部の除去・方眼は無料で使えます。

コマ送りしても、見えるのは「今の1コマ」だけ。

動きを研究したくて動画プレイヤーでコマ送りをしても、画面に出るのは常に現在のフレームだけです。 1つ前のコマがどこにあったかは記憶に頼るしかなく、タメ・ツメの間隔も、軌道の曲がり方も、 目で測ることができません。前後を往復して確かめているうちに、 最初に見たかった差がぼやけていきます。

OnionPlayer は前後のコマを同時に出します。 等間隔でゴーストを並べれば、それがそのままスペーシングチャートになります。 比べるという作業が、1枚の絵を読む作業に変わります。

使い方は3ステップ

動画を開く

ウィンドウにドラッグ&ドロップするか Ctrl+O。 対応形式は mp4 と webm です。

線にする

右パネルで抽出方式を選びます。 シェーダ抽出は追加導入なしで、開いた直後から動きます。 実写なら Live Action、アニメなら Anime のプリセットから。

実写の映像がシェーダ抽出によって線画になっている画面

前後を重ねる

N キーでオニオンスキンが入ります。 目的に合わせて 中割り / 軌道 / スペーシング / 広域 のプリセットを選ぶだけです。 過去は暖色、未来は寒色に色分けされます。

できること

ONION SKIN

層を自在に組む

前後それぞれ最大8層、層と層の間隔は1〜12コマ。 層ごとの濃さはイコライザで個別に上書きでき、遠い層の減衰も調整できます。

KEYFRAME

原画を打って、その間を見る

A でキーフレームを打ち、それを基準にゴーストを張れます。 「1層=次のキーフレームまで」に切り替えれば、原画と原画の間を読めます。

FLIP

めくる・パラパラ送る

1〜9 を押している間だけその層を濃く表示。 F で自動送り。紙をめくって見比べる動作を、そのままキーにしています。

STATIC REMOVAL

動かない背景の線を落とす

背景モデルを作り、動いていない部分の線を消します。 背景のディテールに埋もれず、動いたものの線だけが残ります。

LAYOUT

重ねる・並べる・格子に置く

元動画と並べた2ペイン表示。オニオン側はリストや格子にも展開でき、 タイムシートのように読めます。方眼も重ねられます。

EXPORT

作画の下敷きとして出す

重ねた1枚・並べたシート・層ごとの複数ファイルの3形式。 透過背景と方眼の焼き込みを選べ、素材の解像度で出力します。

静止部の除去 — 背景の線が消え、動きだけが残る

OFF — 背景の線も出ている
静止部の除去がオフで、背景のディテールまで線として出ている画面
ON — 動いた部分の線だけが残る
静止部の除去がオンになり、動いている被写体の線だけが残っている画面

道具としての作り

インストール不要・持ち運べる

ポータブル版は展開してそのまま実行します。 設定・キーフレーム・導入したモデルは exe の隣の OnionPlayerData に入り、 Windows のユーザーフォルダは汚しません。フォルダごと移せば全部付いてきます。

キーボードで完結する

再生・移動・オニオン・めくり・表示・抽出・書き出しまで、 操作は体系立ててキーに割り当てられています。F1 でいつでも一覧が開きます。

コマ送りが正確

移動は映像の実タイムスタンプを基準にしているため、 可変フレームレートの素材でも1コマずつ厳密に進みます。 コマ送りと秒送りは別のキーに分けてあります。

使っているモデルを明示する

ML 抽出に使うモデルはすべて MIT ライセンスで、 帰属表示をアプリ内と配布物の両方に記載しています。 何で線を起こしているかを隠しません。

こんなときに

作画の参考を読む

実写の歩き・走り・アクションから、接地のタイミングと重心の移動を測る。

自分の動画をチェックする

書き出した動画を読み込み、中割りの間隔が揃っているかをゴーストで確認する。

説明の材料をつくる

層ごとに書き出して並べ、動きの意図を伝える資料の下敷きにする。

無料でできること / Pro でできること

このアプリの中心機能は無料側にあります。 オニオンスキンは全機能が無料です。

再生・トランスポート・区間ループ無料
シェーダ抽出(Sobel / DoG / XDoG)無料
オニオンスキン全機能
層数・間隔・イコライザ・レイアウト・プリセット・キーフレーム・めくり・パラパラ
無料
静止部の除去 / 方眼 / 重ねる・並べる / 集中モード無料
ML 抽出(Lineart)Pro
書き出し(保存・コピー・層ごと)Pro
現在 β版として公開中です。誰でもダウンロードして使えます。 Pro の2機能は、スイート全ツール共通のサブスク「All-Access」で解錠できます (7日間の無料トライアル付き)。買い切りは価格を確定してからのご案内になります。

All-Access は OnionPlayer を含む Shinosuke ツールスイート全体を解錠します。 料金と内容はこちらのページにまとめています。

よくある質問

どの動画形式が使えますか?

mp4 と webm です。 MOV / ProRes / MKV や連番画像には対応していません。 別形式の素材は、事前に mp4 か webm へ変換してお使いください。

ML 抽出のモデルは同梱されていますか?

いいえ。配布物を軽く保つため同梱していません。 アプリ内の 導入 (~17MB) ボタンから取得すると、 ハッシュ検証を経て OnionPlayerData/models/ に配置されます。 導入そのものは無料で通ります(Pro が要るのは抽出の実行です)。

静止部の除去が効きません。

カメラが動いている素材では効きません。 背景も「動いたもの」と判定されるためです。この機能はカメラが固定された素材を前提にしています。

GPU がなくても動きますか?

動きます。シェーダ抽出は WebGL で動くため GPU の要件は緩く、 ML 抽出は DirectML 非対応の環境では自動的に CPU にフォールバックします (その分は遅くなります)。

別の PC へ移せますか?

フォルダごとコピーすれば、設定・キーフレーム・導入したモデルは付いてきます。 ライセンスだけは付いてきません(Windows の資格情報として保存されるため)。 移した先で認証し直してください。

設定はどこに保存されますか?

OnionPlayer.exe と同じ場所に作られる OnionPlayerData フォルダです。 Windows のユーザーフォルダには書き込みません。 書き込みできない場所に置いた場合も、観る機能はそのまま使えます(設定が保存されないだけで、 そのことは画面に表示されます)。

まず、手元の参考動画を1本開いてみてください。

オニオンスキンは全機能が無料です。線が重なった瞬間に、 この道具が何をするものかが分かります。

Windows 10 / 11 x64 ・ インストール不要 ・ β版